デジタル技術の活⽤及びDX推進の取り組み状況について

・デジタル技術の重要性

当院は、患者様によりご満足いただくため、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に展開し、効率的に診察・検査を行います。

1.デジタル技術が診療にどう影響を及ぼすか

当院は現在、紙面カルテから電子カルテへの移行に取り組んでいます。電子カルテは患者様の状態と血液検査やレントゲン検査、超音波検査などのデジタルデータを結びつけることで診療管理を向上させ、効率も向上させます。

2.病態の見える化について

当院では超音波検査、内視鏡検査、デジタル耳鏡検査、顕微鏡検査(パソコンに接続)等の検査結果をデジタル技術により飼い主様に実際に見ていただきご理解していただくことが可能になります。より理解していただいた上で治療を進めることで、インフォームドコンセントを徹底致します。

3.安全性の向上について

医療現場において、安全性を向上させ、リスク回避を行うことは、何より重要です。手術におけるデジタル医療機器、心電計や麻酔モニター、人工呼吸器は患者様の状態を詳細に把握することでリスクを回避することができ、安全性が向上します。

・上記を踏まえた当院のビジョン

「デジタル技術を十分に活用して、高度な一般診療および循環器医療を提供する地域の中核を担う動物病院へ」

当院は本事業を通じてより高度な一般診療・循環器疾患に特化した動物病院でありたいと考えます。最新の腹部用超音波検査機、循環器用検査機を導入することにより、より高度な診断、病態の把握を行い高度な医療を提供が可能になります。また、デジタル技術の活用は患者様にとって多くのメリットを提供でき、患者様満足度を向上させ、さらなる医療の向上をもたらします。

3.当院の診療ビジョン実現のための戦略

・循環器疾患以外にも今後、継続的にデジタル化を取り入れる検討

・デジタルリテラシーを強化する教育

・上記を推進するための外部専門家との連携

4.戦略推進のための組織体制