循環器(心臓病)の検査について

心臓病検査

当院では、循環器(心臓病)の専門的検査を行っています。
循環器疾患は、年齢と伴に増加傾向にあり、犬や猫でも多くみられる病気です。症状が出た時には、すでに重症で命の危険を伴うこともあります。大切なのは早期に病気を見つけ、定期的に検査を行いながら、適切な時期に治療を始めることです。

当院の院長は、獣医循環器認定医であり、専門的な検査と知識により心臓の状態を把握し、治療を選択します。
飼い主様のご心配を安心に変えられるように、丁寧な説明を心掛けておりますので、お気軽にご相談ください。

基本的に検査は予約制となっておりますが、状態によっては早急に検査を行うこともございます。
(ご予約は、お電話099-297-6363にてお願い致します。)

検査内容

心臓超音波(心エコー)検査

胸部超音波検査装置(GE)照射した超音波の跳ね返りを画像にすることで、心臓内の状態を調べる検査です。

検査では、心臓の機能や形態を調べることができます。心臓内の4つの部屋(左心房・左心室・右心房・右心室)、逆流を防ぐための4つの弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)を確認し、心臓の動き、4つの部屋の大きさ、厚み、弁の動き、血液の流れを把握することで、心臓の状態を知ることができます。


心エコー検査には、さらに詳しく調べるために以下の検査があります。

  • ドプラ超音波検査:血流の方向と速度が示されるため、血管の狭窄や閉塞によって起こる血流の乱れを検出することができます。
  • カラードプラ超音波検査:それぞれの血流が方向によって異なる色で表示されます。

循環器(心臓病)の専門的検査

ドプラ検査やカラードプラ検査を行うことで、心房や心室、心臓の血管を流れる血流の方向や速度が分かるため、心臓各部の構造と機能を評価することができます。

例えば、弁が正しく開閉しているかどうかや、弁が閉じる際に血液の逆流があるか、逆流の程度、血流が正常かどうかを判定できます。動脈と静脈の間、または心室や心房の間の異常な経路を検出できます。

胸部レントゲン検査

心臓の形と大きさ、肺や胸部を流れる太い血管の輪郭が分かる検査です。心拡大など心臓の形や大きさの異常、肺炎や肺腫瘍などの肺の病態、肺水腫や胸水などの肺の内部や周囲に体液がたまっているかどうかが分かります。

心電図検査

心電図

心臓の電気刺激を増幅して記録する検査法で、心拍数や心拍のリズム、心電図の幅や高さを測定することで、不整脈が無いか、心臓が拡大しているか、などを診断する検査です。一般的には四肢先の肉球に心電図パットを貼り、電極を装着しますので、全く痛みはありません。

ホルター心電図検査

ホルター心電図検査では携帯用の小型心電計を用いて、長時間(24時間~72時間)にわたり心電図を記録します。記録された心電図の解析により、失神、ふらつきが認められた瞬間の心臓の動き(拍動)や総心拍数、不整脈の有無を確認します。

血圧検査

血圧とは、血液から血管の壁にかかる圧力のことで、動物では、尾部や四肢で測定します。心肥大や腎臓病、発作、失明などの症状がみられる場合、高血圧が原因の可能性があります。また、猫の甲状腺機能亢進症では高血圧が認められることがあります。

心臓ホルモン検査

心臓から分泌されるホルモンを測定することにより、心臓病の状態を把握します。検査には、NT-ProBNP、NT-ProANP、心筋トロポニンIなどがあり、採血を行い、専門の検査機関にて測定を行います。